「貢献するのが好き」という理由でLACを利用したら、体重が12kg減って収入が増えました!|LACユーザー・上野伸彦さんインタビュー
LACアワード2022「ユニーク部門」受賞!
上野伸彦さんプロフィール
1984年2月8日東京生まれ東京育ち。
映像制作、音(演奏から裏方まで)、イベント企画運営、マーケティング、アート活動、NPO活動、整体等々、幅広い活動を行う。
色々な企業、団体と関わっている中、名刺が10種類くらいになってしまい、最近は何屋かわからなくなってきたので、臨機応変に自分を変化させるカメレオンのように生きている。
ーーまずは、受賞おめでとうございます!今回上野さんが受賞されたのは「ユニーク賞」ということですが、受賞されたお気持ちはいかがですか?
ありがとうございます。常々ユニークな人でいたいなと思っていたので、このような賞を頂けて嬉しいです!僕はLACを知ってから、ただ誰かのためにやどこかの場所へ貢献したいという気持ちだけで活動してきただけなので、このような賞を頂けて光栄です。
ーー受賞に繋がった理由の一つに、「かたりば」というオンラインイベントを実施されたことが挙げられていましたが、具体的にどんな内容のイベントだったのか教えていただけますか。
「かたりば」は、主に初心者ユーザーの方々がLAC拠点の情報収集になればと思い企画したものでした。拠点を利用したことのあるユーザーからリアルな旅の体験談や、各拠点の魅力について語ったり、LACの改善点について意見を出したりと、普段交流することのないユーザー同士も繋がれる気軽な会として、LACサマーフェスティバルの期間中に実施しました。
LACサマーフェスティバル
LAC3周年をLACユーザーと一緒に盛り上げるために立ち上げられた企画。3ヶ月の期間中、全国のLAC拠点を舞台に『66』のイベントが開催され、キャンペーンやSNS発信も活発に行われた。
実は、僕自身が拠点で誰とも話しをせずに孤独を感じたことがあり、「もしかしたら同じように、独りになるかもと不安を抱えているユーザーが他にもっといるかもしれない」「LACに登録しているのに一度も利用しないまま辞める人がいたらもったいない」と思ったからです。
ーーサマフェスがイベント実施のきっかけだったんですね。
実は、Zoomを使ってオンラインでやり取りするのが苦手なタイプで、イベント開催も正直不安だらけでした(笑)。ただ実際に、LACを使ったことがない人にも参加いただけて参考になったと言ってもらえたので、やってみて良かったです。
「よろずや」として貢献していきたい
ーー上野さんがどんな人物なのか、ぜひ簡単に自己紹介いただいてもよろしいですか。
現在はフリーランスとして、動画制作の仕事をメインに外部企業の仕事を全部で6つぐらい掛け持ちしているのと、NPO団体の運営やボランティア活動をしています。
ーープロフィールにもありますが、かなり幅広く活動されているんですね!動画制作では主にどんなジャンルでお仕事されているのですか。
企業のPRや社内研修の動画など、依頼内容によって内容は様々で、必要だと思うものは依頼された以外のことも引き受けています。例えば、企業の悩みをヒアリングしているうちに動画よりも別の問題点が見つかって解決策を提案したり、資金の相談を受けたり、クラウドファンディングを立ち上げたり、求職者の面接なんかも引き受けたこともあります。
もはや映像制作ができて何でも引き受ける「よろずや」のような感じで動いていますね(笑)。
ーー幅広く対応するには経験も必要だと思いますが、以前からそのようなお仕事をされていたんでしょうか。
フリーランスになる前は、マッサージ店の店長やマネージャーとして働いていたことがあります。コンサルティングのようなこともできるのは、マッサージ店オーナーのコンサルティングのサポートをしていたことがあって、そういう目線でものごとを見て判断する知識が自然と身についたのだと思います。
ーーNPOの運営やボランティアといった貢献活動は、フリーランスになってから始められたんでしょうか。そもそも貢献活動をやろうと思われたきっかけについて教えて下さい。
初めてボランティア活動に参加したのは、フリーランスになる前のことです。会社員として働いていたときに、社内環境のストレスや過労で心身ともに疲れ果ててしまったことがあって、会社を辞めて一年間ほど休んでいたのですが、何もやらないよりも何かやっておいた方がいいと思いボランティアに参加しました。
その後、NPO団体のオンラインイベントに運営側として映像制作を担当し、自分が作った映像でこんなにも大勢の人が喜んでくれるんだと、とても嬉しかったんですね。ボランティアや貢献活動は社会で必要なことですし、人生単位で見たら誰かを助けることは絶対にやっておいた方がいいと、考えるようになりました。
LACを利用し始めたら体重が12㎏減った理由
ーーLACを利用し始められたのはいつからですか。上野さんが初めてLACを知ったきっかけについて教えて下さい。
実はLACを利用し始めたのは2022年4月からでLAC歴は1年未満です。
LACを知ったきっかけは、ポッドキャストのイベントで、福岡県田川市にあるコミュニティ施設「いいかねPalette」のオーナー樋口さんとの出会いがきっかけです。樋口さんへ「いいかねPaletteにいつか訪れてみたいと思っていた」と伝えたところ、LACを紹介いただいて初めて利用しました。
ーーLACをもともと知っていたのではなく、コミュニティマネージャーさんとの出会いがLACを知るきっかけになったんですね。
そうです。僕は、東京生まれ東京育ちという根っからの東京人なのですが、東京が嫌いでずっと抜け出したいという思いを抱えてきました。自分が東京という場所にしばられ、東京でなければ働けないという概念に囚われ生きてきて、本当はそうじゃない、もっと自分の好きなことで仕事をしようと思い、フリーランスになりました。
LACを知ってからは、自分と同じ境遇の人や価値観が同じ人に出会い、仕事にかかわらずいろんな繋がりが生まれていく環境が面白くて、気付いたら完全にLACにはまっていましたね。
ーーLACの拠点へはどのような目的で利用されることが多いですか。
仕事やボランティア活動の宿泊先として利用することがほとんどです。滞在期間は、長くて1週間、ほとんどは2、3日間だけの短期で利用しています。
LACでも誰かのやりたいことをサポートする活動を続けてきたのですが、巡り巡って恩送りの輪ができ、次第に拠点に呼ばれることが増えていきました。あらためて数えると、4月から11月までの8ヶ月間で12もの拠点を訪れていたなんて、ビックリです!
特に2022年の夏は、各地でサポートをしながらあちこち動き回っていたので体重が12㎏も減っていて…。そんなことに後から気付くほど夢中になっていました(笑)。
ボランティアや貢献活動はみなさんが想像するように大変な部分もあります。けれど、僕は貢献活動で稼ごうと思っていませんし、誰かの役に立てることにやりがいを感じています。
最近は仕事との優先順位もわからなくなるほど、貢献活動が仕事に繋がってきていて充実した日々が過ごせています。
探していた答えがLACで見つかった
ーーLACを利用する前と今とでは、生活や働き方などライフスタイル以外にも価値観など変化はありましたか。
ずっと探してきた答えがLACを利用することで見つかった気がします。LACを利用する前に「旅をしながら生活できるのか、人や何かに貢献していくだけで生活できるのか」という仮説を立てていた答え合わせができました。
今までは東京で頑張らないと稼げないし、どんなに辛い思いをしても生活のためには無理して頑張って働かないといけない、という考えしかなかったけれど、実は必要なかったことに気付くことができました。
どこでも仕事ができるし、どこでもコミュニティができる。場所に縛られて生きる必要性はない。LACでいろんな人に出会い言葉を交わし、働きながら旅することを実践したことで自分らしいライフスタイルに辿り着いたように思います。
ーー上野さんにとってLACとは、理想のライフスタイルを得るための一つの手段になっているんですね。LACを利用する一番の魅力はなんだと思われますか。
やはり繋がりが得られることですね。拠点で出会ったユーザーさんと情報交換ができるだけでなくコラボしたり、地元の人と交流ができたりするところに魅力を感じています。
実際に拠点で出会ったユーザーさんと一緒に、音楽を使って子ども達の”やりたい”を開放するアートイベントを開催したこともあり、それがきっかけとなって別の場所でもアートイベントをやるなど、仕事以外の輪も拡がっています。
またLACとクリエイターとのコラボ企画で、各地でクリエイタースクールの講師として訪れる機会も増えてきました。
これまでただ「貢献をしたい」という思いで活動をやってきただけですが、貢献活動が徐々に仕事になるなど、やりたいことで収入が得られるようになったのもLACを利用していて良かったなと思います。
ーー上野さんにとって、LACを利用していて一番楽しいことはなんですか。
拠点までの移動時間です。僕はほとんどの拠点へ車で行くようにしていて、運転中は仕事のことを忘れて瞑想できるのがいいですね。普通は車を運転していると緊張している状態のはずなのに、僕の場合は運転中が一番リラックスできるんです。
いろんな場所で活動していると、休日も平日も区切りのない生活になってきているから、車の中でオーディオブックやポッドキャストを聞きながら自分だけの時間を楽しめるのが最高です!
初心者はまずコミュマネへ会いに行くのがおすすめ!
ーーまだLACを利用したことがない方や、これからLACを利用してみたいと考えられている方のファーストステップとして、おすすめの利用方法を教えて下さい。
初めてLACの拠点を訪れるときは、まずオリジナル拠点を訪れるのがいいと思います。オリジナル拠点は地元の人とも関われたり、コミュニティマネージャー(コミュマネ)さんがバーベキューを企画してくれたり、一緒に映画やゲームで楽しんだりと、必ず誰かと過ごせるコミュニティのような雰囲気があるので、孤独になるんじゃないかと心配される方におすすめです。
またコミュニティに加われるか不安がある方は、コミュマネさんへ会う目的で拠点へ行かれると、コミュマネさんがちゃんとコミュニケーションが取れるようにマネージメントしてくれます。
僕も初めての拠点を訪れるときは、LACの公式noteにある、各コミュマネさんのインタビュー記事を見てから行くようにしています。
コミュマネインタビュー
https://note.com/lacommons/m/m637804540676
記事にはコミュマネさんがどんな人なのか、どんな活動をされているのか、拠点情報も書かれてあるので、自分に合いそうな場所を選んで行くと初めての人でも行きやすいと思います。
実際に、初めて行った場所のコミュマネさんと、以前マッサージ店で働いていたときに出会っていたという事実が発覚して、好きなバンドも同じで意気投合して一緒にライブにも行きました。
LACは各拠点ごとに雰囲気が違うから、いろいろな拠点を巡ってみないと分からないことも多いと思います。まだ利用したことがないという方も、ぜひ勇気を出して飛び出してみてくださいね!
インタビューを終えて
ライターの私が上野さんと出会ったのは、LACサマフェス実行委員として参加したときです。私が企画したイベントに、「ボランティアとして参加しますよ」と手を上げていただいたことがありました。結局イベントは開催されず上野さんと直接お会いする機会はありませんでしたが、今回インタビューでじっくりとお話を伺うことができ、「ユニーク賞」だけでなく「感謝賞」も授与したいほど、とても貢献心が強く思いやりに溢れ、面白いと思うことをとことん楽しまれる姿に、私自身とても勇気をいただきました。
LACは、上野さん以外にもたくさんのユーザーとの出会いやつながりが持てる機会があります。皆さんもぜひLACという共通の仲間を見つけ、自分の生き方や働き方といった新しいライフスタイルを見つけに利用されてみてはいかがですか。
《ライター・りりから》