吉野川の水運に恵まれた徳島県美馬市脇町。ここは、かつて江戸中期より商人たちが集い藍に沸き、繭に栄た商いの町でした。現代でも当時の建物が受け継がれる「うだつの町並み」にLivingAnywhere Commonsの拠点があります。町並みの中には、複数のレジデンススペースやコミュニティスペースが点在しています。ここを運営する別荘共有型シェアリングエコノミーの実践をするハンモサーフィンとの連携拠点となります。
美馬エリアでは、年々の人口減少、空き家の増加、若者流出などの課題を抱えています。その中、かつての栄えた町並みの姿を取り戻すが如く、ハンモサーフィンをはじめ多くの企業と連携したミマアライアンスが立ち上がり、テクノロジーを駆使し美馬市から次世代型のシェアリングエコノミーの実践が行われています
町家を体感しながら活動
江戸中期より藍や繭で栄えた時代、吉野川の下流域にある脇町は水運に恵まれ、積出港として繁栄しました。
現在も約85棟が重要建造物として軒を連ねています。建造物の特徴的な「うだつ」は防火のため袖壁、これは当時の豪商たちが家運の隆盛を顕示する象徴とされていました。今でもリノベーションを行いながら発信拠点としても活用されています。うだつの町並みの中に点在する「のどけや本館」、「のどけや 別館」、「西條邸」がLivingaAnywhere Commons拠点となります。
拠点コミュニティが熱い
拠点には、ハンモサーフィン会員をはじめ、全国や近隣地域、そして海外からプログラマーやデザイナー、カメラマン、投資家、学生など様々な仕掛け人が多く集り、自然と交流と連携が生まれています。
次世代サービスの創造拠点
地域ビジネスコミュニティとして、地元企業から都市部企業まで美馬エリアでの活動や連携のためのアライアンスを組む『ミマアライアンス』が発足しています。そこでは、テクノロジーを駆使し美馬市から次世代型のシェアリングエコノミーの実践が行われています。また、企業、個人問わず美馬で出会った人同士が、シェアリングエコノミーのサービスを共同で立ち上げるなど、様々な発信が国内だけでなく世界へ行われています。
コミュニティスペース各レジデンスには、コミュニティスペースがあり、宿泊客が、日中は仕事や休憩もでき自由に使えます。食事を囲んだり、プレゼン会場となったりと交流を深める空間となっています。
宿泊スペースうだつの町並みにあるレジデンスは、歴史ある建造物で外観も内観も趣があります。室内はリノベーションされており、快適に過ごすことができます。
キッチンスペースキッチンスペースも各レジデンスに備え付けられており、自炊も可能です。週末などはイベント会場として活用されたりもします。
カフェスペース西條邸のレジデンススペースにワタル珈琲が隣接しています。食事も楽しむことができ、地域の人や訪問客で賑わっています。